やまなみハイウエー ・ 秋吉台 ・ 広島市民球場 ・ 広島平和公園 ・ お好み焼き
出雲大社 ・ 鳥取砂丘 ・ 護衛艦 ・ 敦賀港

5月5日(木)晴れ

     

今日は、九州最後の日、連日天気に恵まれ気持ちのいいツーリングを続けている。高千穂YHを出発して、昨日走った阿蘇をもう一度走り、やまなみハイウエーに入る。快適なハイウエーを一路湯布院へ、

 

       やまなみハイウエーを湯布院へ  やまなみハイウエー  
      

快調に進み湯布院に向かう。この日も天気は晴れ、風は爽やかである。途中湯布院で温泉に浸かろうと、何処に入ろうか迷っている内、お腹もすいたので、コンビニでとりあえずの腹ごしらえ。大阪のS氏からメールが入る。順調に佐多岬をクリアしたそうだ。のんびりしすぎ入浴の時間がなくなり、急いで湯布院を発つ。目指すは今日の宿、秋吉台YH

       山口「秋吉台」  鍾乳洞の内部  
    秋吉台                            鍾乳洞内部
      

予定の時間より少し遅く、秋吉台YHに到着、荷物を預け、早速カルスト大地に登る。雲が低くたれ込め、嫌な予感が・・・・それでもR32号線を登っていくと広大な大地で目を見張る。右に左に快適なワインディングロード。まで行きかけ次第に近づいてくる雲行きを見て、萩行きを諦め引き返した。まだ、時間はあるので秋芳洞を見学することに! 地下100mに広がる全長10kmあまりの鍾乳洞、そのうち1kmあまりが公開されている。鍾乳洞の内部は思ったより広く暖かであった。雨が落ちてこない内に、YHに戻り、熱い風呂と冷たいビールで今日の無事を祝った。





      今日の走行キロ 約320 km


5月6日(金)
     

朝からシトシトと雨が降っている。予報は最悪、広島方向は雨の予報。初めて朝から雨に当たった。朝食を済ませ、カッパを着込んで、行き先の経路を再確認する。今日の目的地は広島。途中宮島に寄る予定が、この雨でどうなるか?とりあえず、宮島を経由することとし、YHで一緒だったライダーの見送りを受け8時に出発。段々と雨脚は強くなる。視界が100〜200前後、高速道路移動で一番神経を使った。大野インター北でR2号線に乗り換え宮島まで後僅か、雨は依然として強い。宮島口まで来たが、宮島は全く見えない。道路にバイクを停め通りすがりの人に「宮島は見えますか?」と尋ねると、「今日はこの雨でまったく見えないよ!」とつれない言葉、折角北海道から来たのに〜〜。ここで泣きが入った。仕方なく広島を目指すことに・・・ナビの威力は広島で発揮!、広島YHは広島市内からはずれており、方向音痴の私にとっては力強い味方だった。1発でYHにたどり着き早速荷物を預け、バイクは屋根付きの車庫に入れる。今のところ、バイクは私一人のようだ。 簡単に着替えて、地図を片手にバスで広島市内へ・・・


      広島市民球場  原爆ドーム
     

15分くらいで広島市内の中心街に着いた。地図を便りに最初にたどり着いたのが、広島市民球場、まさに午後から広島カープの試合が組まれていました。道路を隔ててすぐ横に、世界遺産の原爆ドームが・・・観光客は雨のためか幾分 少なめ。その中で米国人らし団体客が盛んに写真を撮っていました。


      広島「平和公園」  広島「平和公園」       
      広島「平和公園」  広島「平和公園」  

      広島「原爆資料館」  広島「平和公園」 
     

世界で最初の原爆被爆国となった日本。長崎・広島と二つの爆心地を目の当たりにして、核兵器の恐ろしさを改めて感じ、貴重な体験となりました。この写真の説明はもはや必要がないと思います。皆さんがそれぞれ感じ取って頂ければ、それでよしと・・・・

原爆資料館をゆっくり見て回り、自分の中に何かが感じられるのを確かめながら、資料館を後にしました。朝から食事らしい食事もしていなかったことで、名物「広島のお好み焼き」に有り付こうと中心部の飲食街へ、既に昼食時間が過ぎていたので、お客はまばら。初めて目にする本場のお好み焼き、どうやって焼くのか分からなく、食べ方すら分からない。「カウンターに座るのでしたら箸は出しませんから」と言われ、なんと理解したらいいか。オロオロ。従業員が初めてですか?と 聞かれ、恥ずかしながら、「お祭りの屋台でのお好み焼きしか食べたことがありませんと」話すと、笑いながら、教えてくれました。お客さんが少なかったことが幸いでした。


      広島名物「お好み焼き」  広島YHからの夜景

  

これが広島の「お好み焼き」です。味はお祭りの屋台よりは薄味でボリュームたっぷり、ビールのつまみにも十分で、ジョッキー2杯で2000円でおつりが来ました。右の写真はYHから写した夜の広島です。小雨のため少しボケが入ってます。
この日は、宮島が見れなかった分だけ、広島をゆっくり見ることができました。




     この日の走行キロ 約164 km


5月7日(土)曇り

気になる、天気は?ドンヨリしているが雨は降っていないようだ。7時に広島YHを出発。今日は日本海を北上し出雲大社に詣でてから、30数年ぶりの友人と逢うことです。雨の心配がなく、R54、出雲街道を三次、琴引山と進み、出雲大社近くで休憩中、鳥取ナンバーのBMWさんと一緒になり、出雲大社まで一緒に走ることとなりました。道案内を兼ねての伴走で助かりました

      島根「出雲大社」  出雲大社で演じられていた奉納神楽
     

縁結びの神様として有名な「出雲大社」この日も結婚式が執り行われていて、大勢の観光客に祝福されていました。また、ここで、奉納神楽が踊られていて、おもわず昨夜高千穂で見た夜神楽を思い出しました。 

 

      「さざれ石」のいわれ  さざれ石

    

「君が代」の一節に「さざれ石の 巌となりて」・・・のさざれ石の由来がここに記されていました。出雲大社のお土産屋さんで、職場の同僚にお土産を送り、出雲そばの暖簾がっかったおそば屋さんで遅い昼食となった。今夜の宿は、倉吉の「YH香宝寺」このYHは、お寺が経営している所で東郷湖のそばにある。
R9号線を北上、宍道湖・米子を経由し海岸線沿いを進む。天候はドンヨリしているものの雨は大丈夫である。しかし、今日は寒い、今までの暖かさがなく、まるで北海道に戻ったような寒さである。右手に見えるはずの大山が全く雲の中で見ることが出来ない。羽合(ハワイ)で今夜のYHにチェックイン。綺麗なYHでお香の匂いが漂っていました。同室に年配の先客がいて、ウオーキングマラソンで来ているとのことで、朝早く出発するので、迷惑を掛けますと、申し訳なさそうに話していました。北海道にも何度か訪れたことがあるらしく、旭川の駅前などで飲食したことで話しがは弾みました。この日は30年ぶりで逢った友人と、遅くまで飲み明かし、時間に立つのも忘れるほど楽しい一時を過ごしました。

  

     今日の走行キロ約275 km


5月8日(日)曇り
    

ツーリングも今日が最後の一日となりました。深夜0時30分の敦賀から北海道へ帰らなければなりません。いつもながら帰る日は、気が沈み、今度これるのは何時になるのか?など思いがよぎる。YHを8時に出発、比較的短い距離の移動で、時間はたっぷりあります。先ずは鳥取名物「砂丘」を見ることにしました。

 

      鳥取砂丘  鳥取砂丘  
    

朝早くの鳥取砂丘。数人の観光客がいるだけで、ゆっくり砂丘を見ることが出来ました。それにしても、砂丘の頂上まで上がるのが辛った。昨夜の痛飲で後遺症もまだ残ってるのか、のどが渇く。日本海を望み薄もやが立ちこめる海が綺麗だした。     

  

      鳥取砂丘  鳥取砂丘
    

息を切らして登った砂丘に別れを告げ、R9号線を敦賀へ。この旅がまもなく終ろうとしています。前半、天候に恵まれ 歩いて廻った長崎で、真っ黒に日に焼けた腕がヒリヒリ痛む。

 

      舞鶴港に停泊中のイージス艦「みょうこう」  舞鶴地方隊に所属する護衛艦隊

     

普通であれば、舞鶴から小樽へ向かうところ、今回はフェリーが定期検査のため、敦賀から苫小牧へのコースとなりました。舞鶴港の海上自衛隊舞鶴地方隊基地は日曜日とあって、一般公開していたので迷わず、見学のため立ち寄りました。艦番175はイージス艦「みょうこう」で北朝鮮の弾道ミサイルを監視する役目も持っているとか・・・見学を済ませR27号線を小浜へ。途中シーサイド高浜で休憩ここは、昨年金沢から倉敷まで雨の中を走ったときに立ち寄ったところ、1年前のことで懐かしさが蘇った。しばらくここでアイスクリームやら足湯などに浸かり休憩を取った後、敦賀へ・・・・・・


数十年ぶりで逢った友人達も、暖かく迎えてくれた今回の「九州一人旅」、友情を深める旅でもありました。敦賀港のフェリー乗り場を確認し、近くの温泉でつかれた体を休める。柔らかな温泉が、日に焼けた腕にピリピリ感じる。後半は雨と寒さに耐えながらの走行でしたが、事故にも遭わず、トラブルもなく無事完走の達成感はひしひしと湧いてくる。横になった瞬間、爆睡・・・・・・気がつくと既に日は暮れていました。

     
     今日の走行キロ 約295 km 


5月9日(月)晴れ0130

敦賀港駐車場(乗船前)

すべてのスケジュールを終え、0時30分の出発を待つ、この日、敦賀から苫小牧へ向かったバイクは5台、まだまだ寒い北の大地へ渡るライダーは この時期では少ない。情報によると北海道の峠では雪が降ったとか・・苫小牧から滝川までの道のりが気にかかる。5月9日2030定刻通り苫小牧東埠頭に到着、次々と下船する乗用車を尻目に外を見るとなんと雨模様の天気、早速カッパを引っ張り出し、外の気温に対応する。なんと外気温4度、冬並みの気温である。滝川までのルート上に峠はないものの心配だった。暗闇のなか、対向車のライトが反射し視界が悪い。 慎重に走るも、一般道では対向車のライトで危険を感じ、岩見沢から高速に乗ることにして、10時30分。無事家にたどり着いた。 今回も、満足度120%の、実り多いツーリングでした。

            本日の走行キロ 約 127 km

          全総走行キロ 約2424.3 km 


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