ようこそ!私のマイホーム
ツーリング・マイ・ロード


夏の知床半島


          7月30日から3連休が飛び込んできて、世界遺産に指定された知床半島めぐりを思い立ち、急遽相棒と
          道東知床へ。30日、朝早くに自宅を出発。霧雨が静かに落ちる中を、一路東に330km先を目指して
          走りました。


知床旅行記

7月〜8月はツーリングにとって一番いい時期

四季折々のツーリングを楽しむ者としては、この時期が最も北海道らしい時期で、本州からのライダーさんが訪れるのも、この時期が一番多い。夏日や、真夏日が続くこの時期に、走る喜びを感じながら、訪れた知床半島をまとめました。

滝川〜斜里までの道のり

30日(土)、午前4日30分。まだ眠りの世界の中を自宅出発。朝靄かと思ったら霧雨模様・・・最初からカッパを着込んでの旅たち。旭川・上川と順調にクリアーし、石北峠では霧雨が強くなりヘルメットに水滴が頻繁に流れ落ちるようになった。残念ながら第1日目からカッパのお世話になった。石北峠を過ぎて、温根湯(留辺蘂)道の駅まで来て、ようやく晴れ間が見えてきた。ここで休憩しながらカッパを脱ぎ、燃料補給と遅い朝食を済ませた。ちょうど半分の150kmくらい来ただろうか?。北見〜美幌を過ぎて10時頃、ようやく斜里町に到着。ここで知床博物館を見学、生きたオオワシを見ることができた。

th_IMG_1776.jpg
th_IMG_1775.jpgth_IMG_1777.jpg
th_VB3A9692.jpgth_VB3A9699.jpg
th_VB3A9703.jpgth_VB3A9719.jpg

クリックすると拡大します。

斜里からウトロ町へ

斜里町では、生きたオオワシを見ることができました。また、斜里町と姉妹都市沖縄にも触れることができ、ちょっと得したような気分でした。ここには私の学生時代の同級生がおり、予鈴なしに訪れましたが、50年振りに会っても、お互い顔を見て直ぐにおどろきのご対面、懐かしい出会いでした。斜里町を出てから、ウトロの町へ向かう途中、是非とも見たかった峰浜の「天に続く道」を眺めてきました。ここは、海へまっすぐに向かう道と、天へ続くような真っ直ぐな道の二つの道が見れます。またウトロ町手前で知床の入り口観光名所「オシンコシンの滝」で最後の休憩。まだ午前中の11時前でした。

知床半島は北海道東部のオホーツク海に長く突き出た半島です。知床という地名はアイヌ語の”シリ-エトク”(突き出た所)に由来します。半島の背には知床連山と呼ばれる山々が連なり、その山を背景に東側の羅臼町、西側の斜里町と2つの町が含まれています。
羅臼から望む根室海峡の向こう岸、最短距離で25kmの位置には、北方領土の国後島があります。全長123km、面積1490平方キロメートルの広大な国後島が見える風景は、国際社会を身近に感じさせてくれます。
根室海峡の羅臼沖は、急激に水深1kmほどまで深くなる地形の特徴から、湧昇流の恩恵を受けて、さまざまな種類の魚がやってきます。また、冬は流氷が知床半島のウトロ側で一部せき止められる一方、羅臼に来る流氷は止まることなく流れているため、厳冬期を含め一年中漁が可能です。流氷がもたらす栄養分のおかげで、水産資源の質にも恵まれています。

th_VB3A9724.jpg
th_VB3A9730.jpgth_VB3A9719.jpg
th_VB3A9733.jpgth_VB3A9753.jpg
th_VB3A9756.jpgth_VB3A9765.jpg

クリックすると拡大します。

斜里

斜里で知床博物館を見て、峰浜側から「天に続く道」に向かいました。ここは今回の知床の旅の目的のひとつ。遥か地平線へとまっすぐ伸びる一本の道・・・・このまま進むと本当に天に通じるようだ。誰もいないのを幸いにコンパクトカメラを三脚に乗せ、自分を撮って見ました。

th_DSC07728.jpgここは温根湯道の駅th_DSC07729.jpg海側、峰浜から登ってきましたth_DSC07730.jpg天に続く道


ウトロの町へ

ようやくウトロ町に入りました。まだ宿へ入るには時間があることから、オロンコ岩に登ることにして、相棒を駐車場に入れ、ライダースーツを脱いで身軽になってから、急な斜面を登りました。また、道の駅「ウトロシリエトク」でお土産を調達、同時にここで明日乗る観光船の予約をして宿に向かいましした。

th_VB3A9767.jpg道の駅、綺麗な道の駅でした。
th_VB3A9769.jpgここでお土産と観光船の予約を完了th_VB3A9772.jpg結構な斜面を登りました。降りるときは膝が笑ってましたth_VB3A9775.jpgオロンコ岩からの眺望


今夜の宿「ボンズホーム」

少し早めに、今日から二日間お世話になる、「ボンズホーム」に行き、荷物を預け、知床自然センターで情報収集。センターからフレベの滝(乙女の涙)に向かう途中の熊情報を確認しに行きました。残念ながら熊の出没で「フレベの滝」へ通ずる道は、閉鎖されて、行くことができませんでした。

th_VB3A9781.jpgオロンコ岩から、明日乗る船が確認できました
th_IMG_1798.jpg宿について、暑さのあまり食事前のビールで安着の乾杯th_IMG_1801.jpg今夜の夕食th_IMG_1802.jpg食事のあとに出てきたジャガイモのデザート?これが旨かった。

ウトロの街並み

ウトロの街並みは、港町にしてはモダンでコンビニも中心街に3件あり大きなホテルも立ち並ぶ、結構な威容を誇っている。人口が少ない割には、観光客が多く漁業と観光の町として栄えているようだ。ホテル北こぶしのロビーには「流氷の天使」クリオネを見ることができます。また、ホテルの前には漁業発祥の地としての記念碑が建っている。

th_DSC07767.jpg漁業発祥の地の記念碑
th_DSC07770.jpgウトロ漁業発祥の地th_DSC07761.jpg流氷の天使クリオネth_DSC07764.jpgクリオネ


ウトロ町の街並み

ウトロの食事処です。全て200m以内にあり、海の幸が満載です。この他にホテルの食事処、ウトロ漁業夫人部食堂など結構あるのも嬉しいです。ウトロ業業夫人部食堂は、超満員の長い列で結局、食べることは出来ませんでした。私の泊まった宿「ボンズホーム」は食堂も併設され、宿泊者以外の方も利用できます。ここのジャガイモ料理は評判が高い。

th_DSC07772.jpg国道沿いにあり大きな看板で目に付く
th_DSC07775.jpg観光船乗り場に近く、いつも満員th_DSC07776.jpgth_DSC07785.jpg鮭トバを作っています。

31日、船から知床半島

ブニュ岬

th_VB3A9804.jpg左下のカヌーが見えますか?
左下に小さく見えるなヌーの集団が見えますか?


カヌーのツーリング

th_VB3A9809.jpg岸壁のそばをカヌーが進んでいきます
なんとも贅沢なツアーですね。こんな方法で知床を見ることができるのも、知床ならではですね。今度、ぜひ挑戦したい。


知床にはたくさんの滝があります。

th_VB3A9821.jpgフレベの滝(乙女の涙)
たくさんある滝でも特に、有名な滝がフレベの滝、またの名前を乙女の涙と言う、ロマンチックな名前が付いています。陸上からも行く事ができますが、熊の出没状況では行くことができません。


知床半島

湯の華の滝

th_VB3A9832.jpg100m以上の断崖絶壁の途中から、オホーツクの海と流れ落ちる滝を見ることができます。
湯の華の滝(男の涙)海岸の断崖の中腹から湧き出た水がそのまま海へと落ちていく滝。


像岩

th_VB3A9837.jpg
ご覧になる通りです、象の鼻に似ているのでそう呼ばれています。その他にも獅子岩、観音岩、タコ岩など目印として漁師が名付けたものや、観光船が走り始めて呼び始めたもの等色々な奇岩があります。いろんな滝や動物達とならんで被写体としては魅力に溢れています。


五湖の断崖

th_VB3A9860.jpg断崖に苔
この真上に『知床五湖』があり、その湖の水が岩から滲み出ています。五湖の水が染み出している部分に苔が生えている、大変珍しい現象だそうです。


スライドショーでご欄下さい。




断崖に複雑な岩が見えます。水晶岬知床五湖から滲み出た水に苔がついた珍しい現象 カムイワッカの滝カシュニの滝ヒグマが出没餌を探しているのでしょうか。1頭だけでしたが見れて感激タコ岩カシュニの滝大型犬に似た岩メガネ岩知床岬灯台知床岬



             午前中、船から知床半島の岬まで遊覧し、午後からは知床五湖巡りに出かけました。
             今回は、一湖まで木で作った安全な橋を渡って、暑いなかを歩いて行ってきました。

五湖巡り

知床五湖の散策方法には、高架木道を歩く・地上遊歩道を歩くの二つがあります。地上 遊歩道の散策では、手続きが必要となりま、ガイドをつけなければなりません。(時期によっては不要な場合もある)

th_VB3A0013.jpg高架木道にいたガイドさんに撮って頂きました。
th_VB3A0016.jpg高架木道th_VB3A0024.jpg一湖ですth_VB3A0025.jpg大勢の観光客が訪れていました。


五湖巡り

原生林に囲まれてたたずむ幻想的な5つの湖です。
周りの樹林や知床連山を湖面に写しながら静寂を保っているその姿は、まさに原始の中の楽園にふさわしく、数多くの植物、動物たちを目にすることができます。高架木道の展望台からは第一湖と知床連山の大パノラマが見渡せます。

th_VB3A0034.jpg五湖のうちの一湖
th_VB3A0035.jpg綺麗でしたth_VB3A0039.jpgマナーの悪いのは、やはり中国系観光客。平気で案内板に足をかけたり登ったり、親が悪い。th_VB3A0045.jpg五湖の入り口の案内板



           8月1日、「ボンズホーム」のおかみさんの見送りを受け、8時ウトロ町を立ち、一路
           自宅を目指しました。今度何時これるか?これが最後とはしたくないものと・・・。
           留辺蘂の道の駅で、休憩。石北峠は厚い雲が垂れ込め、これは一雨来ると予想し、カッパを
           着込んで走行、旭川〜深川まで、カッパのお世話になりました。
           無事、午後2時30分自宅到着。



           こうして、2泊3日の世界遺産、「知床」の「旅は終わりました。
           走行キロ数 約800km、天候晴れ(往復路小雨)今年、春の函館に次ぐ、お泊まりツーリングでした。
           秋の9月が最後になるかもしれないツーリング。どこに行こうか?
           私の、ツーリング・マイ・ロードは、まだまだ続きます。