2015 利尻・稚内一人旅



平成27年9月1日(火)、7月の「道東一人旅」に続いて、「利尻・稚内一人旅」と称して、5泊6日の予定で
利尻・稚内を目指した。
9月1日、残すところ僅かとなったバイクシーズンを惜しむように、北に進路をとり、早朝3時には自宅を出発、
稚内〜手塩線、通称「オロロン街道」を最短距離で稚内フェリー乗り場を目指した。



平成27年9月1日(火) 天候 晴れ






まだ、暗い闇の中を黙々と北を目指す。
小平の道の駅「鰊御殿」で小休止。
所用を済ませ、すぐに出発
結構、夜明け前は冷え込んでくる。
革のつなぎの上にジャンパーを着ての走りです。



道の駅「富士見」で小休止
ようやく空が明るくなりました。
夜明けです。
さらに北を目指します。



見慣れた風景が飛び込んできた。

この頃になると、ようやく北に向かっている実感がわいて
くる。

おなじみの風景をカメラに収め、利尻富士の出迎えを
待ちます。



まっすぐな道。
電信柱もありません。
勿論信号機もありません。
本州のライダーは愛車の性能確認に挑戦する
おなじみのR106号線
   



写真では、ちょっと見えずらいですが
うっすらと、利尻富士が見えてきました。
もう少し陽が上ってくると、はっきりと見えることでしょう。
 
     



陽が高くなるに従い、はっきりと利尻富士が見えて
きました。 
ライダーは、この瞬間に、感激を覚える。
ここまで走ってきた、ご褒美でしょうか?
利尻富士が迎えてくれました。
   
     
   


7時30分頃、稚内フェリー乗り場に着きました。
朝一番のフェリーに乗船可能でしたが、何しろ相棒は
ガス欠状態。
私もガス欠寸前、取りあえず腹ごしらえ・・・・ 近くの食堂へ
     



駅前の食堂に飛び込み、冷えた体に塩ラーメン
味はともかく、麺がゆで過ぎ、柔らかすぎて
歯ごたえのない、ふやけたラーメン!!

あたりが悪かった。

 
   
     
   


時間があり、駅前を散策
日本鉄道の最北端のモニュメント
さすが北海道JR、鉄道ファンならずとも嬉しい気遣い。
沢山の方が、写真に収めていました。 
     



新しくなった駅前の模様です。
天気も上々、すべて予定通りに
ことが運んでいます。
ラーメン以外は。 
   
     
   


北の守り、巡視船「れぶん」が錨をおろしていました。
奥は、北海道遺産の「北防波堤」です。
巡視船「れぶん」は、北防波堤側に停泊しています。
 
     



まもなく、利尻行きのフェリーに乗船します。
相棒と乗船前の記念撮影。
稚内フェリー乗り場、待機場所にて
 
   
     
   


奥に「北防波堤」と巡視船「れぶん」
乗船前に相棒をいれて「パチリ」 
     



乗船完了。
いよいよ利尻に向け出発です。
フェリーには数台のライダーが乗船していました。
大きなフェリーと違い、狭いのでバイクの乗車には
ちょっと神経を使いました。 
   
     
   


利尻(鴛泊港)につきました。
「ようこそ利尻島へ」の歓迎看板が目に付きました。
天気も上々、これから島を廻ります。
 
     



港で最初に目に付くのが、この湾を見下ろす
ペシ岬
歩いて、この山を登ることもできますが、
今回はスルーして各観光地を巡ります。 
   
     
     


鴛泊湾のエリアから今夜の宿泊場所である沓形エリアと
向かいます。

時間にして15分くらいでしょうか?
途中、利尻富士が雲の中から姿を現しました。
     
 


沓形岬公園につきました。
ここのキャンプ場に泊まります。

先客が2組ほどいましたが、いつの間にやら
撤収し、いなくなってしまいました。
   
     
   


沓形岬公園のお土産屋さん。
訪れる人もなく、さびしいお店でしたが、手作りの
お土産品が飾ってある、センスのあるお店でした。
 
     
 


おしゃれな土産屋さんでした。
場所柄でしょうか、訪れる人がほとんどいない。
   
     
   


花の名前はなかなか覚えることができないのですが、
ネットで調べてみると「エゾイヌナズナ」のようです。
自信がありません。悪しからず。 
     



この島のあらゆるところに、このような
案内看板(観光案内)が立っています。
この島の観光に対する、おもてなしの姿が見えます。 
   
     
     

利尻について、最初の昼ごはん。

沓形町のとあるお店で「うに丼ホタテ」を頂きました。
これは「三色丼」うに、ホタテ、いくらの三色でしたが、
いくらがダメなので、2色丼にしてもらいました。
3500円は、高いのか?安いのか?
まぁ、いっかぁ〜
     


「北のいつくしま弁天宮」
仙法志エリアには奇石の数々が見られます。
嵐から弁天様に救ってもらった弁財船。
海の男たちがご加護に感謝して建てたといわれて
います。 
   
     
   


大きな熊が海で昼寝をしているような豪快で
ユーモラスな形の岩。 
     



これが、その昼寝をしている熊の寝姿です。 
言われてみれば、そのように見えるが、ちょっとわかりずらい
ことも確か! 
   
     
   


鬼脇エリアの「オタトマリ沼」
晴れ上がると利尻富士と沼が綺麗にコラボして
目を楽しませてくれるのだが?残念!
     



明るく開放的な雰囲気の湖
散策路が整備され季節の花々や
日本最北限のアカエゾマツの原生林があります。
近隣には、キャンプ場や展望台があります。 
   
     
   


レストハウス。
巧みな話術で観光客の気を引く、呼び込みさんが、いい味を
出していました。
カルピスに似た飲み物を勧められ、飲みましたが400円は
高かった。

自販機で150円の飲み物のほうが良かった。 
     
     
 沓形岬公園から見た、夕日
さえぎるものがなく、綺麗な落日が見えました。




利尻・稚内一人旅2日目


平成27年9月2日(水) 天候 晴れのち曇りのち雨



昨日は、朝早くから300キロ以上を走り、寝不足と疲れのピークが感じられ、早々に近くの、利尻ホテルの
温泉に浸かり、疲れを癒しました。
年寄りのせいか、朝早くに目が覚め、沓形港の散策に出かけました。そんな折、遠くから大型の船が近づき
なんと、この港に入ってきました。狭い湾にぎりぎり入港、接岸しました。
そんな風景を目のあたりにし、大きな収穫でした。話に聞くと、この湾は、水深が他の港より深く、大型の船が
停泊できるそうです。入港した船はかつての豪華客船「にっぽん丸」でした。


     


漁師さんが、今朝とって来た魚を干しているところです。
くるくる廻る魚に扇風機で風を送り、強制的に乾かして
います。魚はホッケが主流でした。
利尻のホッケは身が厚く、油が乗って旨い。
     



大きな船が近づいてきました。
多分、「鴛泊」に向かうであろうと思っていましたが、
どんどん近づき、とうとう狭い湾内に入ってきました。
こんな狭いところに、何で入ってくるのか? 
   
     
     


微速前進、狭い湾内の入り口を見事にクリア
湾内東側に接岸しました。
     


船名は「にっぽん丸」かつての豪華客船
こんな船が、どうしてここに入港するのか不思議でした。
聞くところによると、この湾は水深が他の湾より深く
大型船が停泊できる湾だそうです。
小樽から入港し、観光した後、明日出向するそうです。

 
   
     
     

船の次は、飛行機です。
利尻空港を訪れました。
1日、2便程度の飛行予定だそうですが、冬季間は、1便
になる予定だそうです。

     




相棒と利尻富士・空港のコラボ
利尻富士が少しだけ頭を出しました。
空港施設はひっそりとしていましたが、
新しい空港でした。 
   
     
     


この種の案内看板が、いたるところに設置されていて
観光に対する、利尻島の意気込みが感じられた。
観光客としては大変ありがたい、説明文でした。
     
 


今、こんな草花が咲いています。
残念ながら名前はよくわかりません。
悪しからず。
   
     
     
     
     
     
     
     七かまどだけはわかりました
   


 今日も連泊する予定でしたが、天候が荒れ模様となる
情報を得て、午後からの便で離脱、早めに稚内へ
向かうこととした。
時間まで、島の観光地「姫沼」に向かう。
     
 
姫沼、残念ながら利尻富士は雲がくれ
     



 利尻、鴛泊港のフェリー乗り場。
ここから稚内に戻ります。
   
     
   


吉永小百合主演の「北のカナリア」ロケ地で記念撮影
利尻富士が少しだけ姿を現しました。
コンデジで三脚使用
 
     



この日の昼ごはんは、フェリー乗り場の食堂で
うに定食、1600円をいただきましたが
高いのか?安いのか? 

   
     
   


このフェリーで帰ります。
乗船する頃には、雨がぽつぽつ落ちてきました。
利尻とお別れです。
 
     



稚内に帰ってきました。
港について、予約した「猟師の店」に直行です。
この頃には、雨脚もちょっと強くなり
急いで、向かいました。 
   



予定では、利尻島で連泊の計画でしたが、にわかに天候崩れで、稚内に戻ることを余儀なく
されました。一晩「漁師の店」で、お世話になります。ここは、ライダーの口伝えで広まった、
「うに丼」で有名なところで、1泊2食で2500円はリーズナブル。
今回は、20歳代の若者と当方年寄りなど6名がお世話になりました。一晩の宿で写真はほと
んどありません






漁師の店の夕食
豪華、全員が同じメニューです。
夕食、朝食付きで2500円はお値打ち
今夜の「うに丼」だけでも、そのくらいはする。



食事後の食器は自ら洗うのが原則
セルフサービスですが、この食事では文句の
つけようがありません。
   

9月4日の朝食ですが、あえて夕食と並べてみます。
夕食といい、朝食・・・どこにも負けない品数とおいしさです。
貧乏ライダーには、涙が出る想い。
感謝!感謝「漁師の店」






利尻・稚内一人旅3日目



平成27年9月3日(木) 曇り後雨



利尻を早めに切り上げ稚内に滞在、今夕から4日にかけては、大きく天気が崩れる予報。
夕方まで稚内市内を廻り、連泊でここにとどまることとし、レッドバロン稚内バイクステーション
にお世話になることとなった。






お世話になった、「漁師の店」




今回泊まった全員で記念撮影
名前はわかりません。
一晩、同じ屋根の下で、縁を持った者たちです。
遠くは九州からの者、
自転車でやってきた学生、それぞれです。
でも目的は同じ「旅」です。 
   
     



「漁師の店」の案内看板。
口伝えで、広まってます。



朝、目覚めと同時に、漁師の店から近くの「ノシャップ岬」へ
散策。
朝方はまだ、晴れていました、
夕方から雨の予報です。
   
     
   


定番「ノシャップ岬の看板」 
     



ふらりと歩いていくと、目の前に大きな鹿が・・・・
よく見ると4〜5頭が悠々と道路を闊歩している。
近づくと、雄鹿がこちらを見て威嚇・・・・
これは危ないと、その場をそっと離れました。
怖かった。 
   
     
     


漁師の店の近くにあるライダーハウス「サガレン」
以前に2度ほどお世話になりました。
懐かしい。
     



 気がつかなかった、岬神社
これも何かの縁・・・
しっかりとお参りしてきました。
   
     
   


こんな神社あったかな?
岬に行く交差点手前に在りました。
何度も往復してましたが、気がつきませんでした。 
     



雨がくる時間まで、近くを策
稚内丘綾
最近は、ライダーのおきまりコースの様です。 
   
     
   


おきまりコース、稚内丘綾 
     


間宮林蔵が渡行した場所に立っている
碑と案内板 
   
     
     


此処は誰も訪れる人もなく
ちょっと寂しいですね。
宗谷岬から僅かのところ
     



レッドバロン経営の「バイクステーション」
北海道に2カ所、(帯広と稚内)
以前は北見と釧路にも在りました。 
   
     
     


3日、夕方から4日は雨の予報
早めに、チェックインしたライダーは、この日
10名ほど
     



お昼時の11時
開店時間と同時に
デノーズのスラッピージョーを
いただきました。 
   
     
   


これが、噂のスラッピージョーです。
チーズ味が絶妙で旨い。
納得の一品。
稚内駅の北側に在ります。すぐにわかります。 
     



結構なボリュームでした。
ごめんなさい、少々残してしまいました。
つまりギブアップ。 
   
     
   
稚内丘綾    稚内丘綾 
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
 宗谷岬    岬で昼寝のキタキツネ
     
 間宮林蔵の碑    夕方、雨がやってきました。コンビニで調達した晩ご飯
とビールでこの日は静かに眠りにつきました。






利尻・稚内一人旅4日目



平成27年9月4日(金) 朝から雨




予報通り、3日夜から猛烈な雨、各地で被害がでているそうです。
4日の朝に網走に向かって出発した愛知のご夫婦は、宗谷岬で引き返し戻ってきました。
相当な雨脚に、近くを走っていたライダーは足止めを食らってました。
この雨のため、写真は全く在りません。






利尻・稚内一人旅5日目



平成27年9月5日(土)曇りのち晴れ



天気予報では、今日から全道的に晴れマーク・・・・しかし朝から天気は微妙な具合
本来、6日までのツーリング予定・・・しかしこの雨で稚内に3日間足止め。
今日から道東へのお出かけは、時間的に辛い。出直すことで、いったん自宅に引き返すことと
なり、雲の合間を縫ってお出かけとなった。
コースは、来た道を引き返す羽幌〜留萌経由






北緯45度のモニュメント前で、おきまりのポーズ
どんよりした雲が迫っています。
どこかで雨に、たたかれそうです。



道の駅「富士見」
此処までは、何とか雨の影響も受けず
順調に走れましたが、羽幌付近で
ぽつぽつと来るべき者が・・・・
   


空は一部青空がでましたが、その先に怪しい雲が・・・・
この分では、いずれカッパの助けがいるかも??

 
     



小休止して
ひたすら南下します。 
   
     
   

とうとう、恐れていた雨が苫前を過ぎたあたりから
強まり、相棒を道ばたに寄せカッパを引っ張り出し着ました。
着ている最中に猛烈な雨、あっという間にずぶ濡れ・・・
とうとう、自宅に着くまでカッパを脱ぐことはありませんでした。
留萌の「蛇の目寿司」で雨の中を走った、ご褒美に
蛇の目スペシャルを・・・空きっ腹に美味かった。 



こうして、5泊6日を1日短縮し、5日で終了し帰ってきました。
予定どおり「利尻」に渡り、稚内では足止めのお陰で、スラッピージョーに有り付いたり、
時期を失したところでしたが「ウニ丼」三昧、何よりもライダー同士の人情味溢れる機会に
恵まれ、収穫の多いツーリングでした。
あと、残すところ1ヶ月あまりとなった、北海道のバイクシーズン。
ラストランは、どこにするか?今からが楽しみである。



全走行キロ:約860km



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