思いたったときが  道東一人旅


台風の影響でのびのびとなっていた道東一人旅を いつ決行しようかと
思案していたところ、連休と天気が一致、これを逃したら今年度は無理
と思い、即決で決心。翌日には滝川を後にしました。
今回は1泊2日のミニツーリング、あえてテントは持たずのお出かけとな
りました。


コースは、帯広経由で釧路・摩周湖・硫黄山・美幌峠・網走・サロマ湖・遠軽
経由で滝川へ




2007.9.23(日) 天候 晴れ 微風 気温かなり低い

朝の6時過ぎ、青空が広がる絶好の天気、しかし風がチョット冷たい
走るとなると体感温度は、更に冷たく感じる。防寒対策のため、革の
つなぎの上にもう一枚ライダージャケットを着込む。
先ずは、帯広を目指す。南富良野道の駅で小休止し、新得の「そば
の館」で、おもしろい物を見つけ早速カメラに収めました。



「蕎麦の館」の前で蕎麦の刈り取った稲を干していました
多分新蕎麦として、振る舞うのでしょうね


そうこう している内に豊頃に着きました。
近所のコンビニで所在を確認し、十勝川の堤防上をすすむと案内板があり
すぐに所在は解りました。


豊頃町の指定文化財として大きな説明文と
ハルニレ休憩所が建っていました。


2本の木が一本化した、樹齢130年のニレの木です。
この大きな木が2本ありました。豊頃町のシンボルです。


豊頃町の「ハルニレの木」を後にして、そろそろお腹も減ってきたので、前から食べてみたかった
道の駅 しらぬか恋問の「豚丼」を・・・・
道の駅「恋問館」です。この日はライダーが一杯でした これが噂の「豚丼」肉4枚900円、6枚ですと1000円です
お店の裏に海岸が広がっています。ここでご年配のご夫婦が、お弁当を広げ仲良くくつろいでいました。何ともほほえましい光景にパチリしました。

柔らかな豚肉と焦げ目の付いた焼き具合といい絶品でした。
本日の宿は、昨年に出来たばかりのところと決めていましたので、5時頃に
着けばいいので、未だ見たことのない丹頂鶴を見ようと、鶴居村方面に向か
いました。途中、民家の畑に鶴が3羽いるのを偶然発見!バイクを道ばたに
よせて、早速カメラ片手に駆けつけました。


300mmの望遠を片手に、撮したのですが いかんせん

距離がありすぎ、おまけに3脚なしでの撮影・・・

トリミングしてもこれが限界でした。

丹頂鶴は親子連れでした。


今日の宿は、昨年に新しくオープンしたRH 「アングラーズ」で、自衛隊釧路駐屯地のすぐ横にありました。



RHの前は池になっていて、釣りが出来ます
RH「アングラーズ」です
 チョット変わったスタイルのRHでした。

何が変わってるかと言うと目の前が釣り堀になっていて

連日BQが行われているようです??

丁度私が行ったときも、夕方からBQでした。

近所の皆さんが集まって賑やかでした。

私もお誘いを受けたのですが前日の寝不足と

翌日が早いので、失礼をしました。

写真はそのBQの残骸です


今日の走行キロ 約350km



2007.9.24(月) 天候 曇りのち晴れ やや強い風

昨日は早く寝たにもかかわらず、熟睡は出来ず、二日続いての寝不足でした。
泊まったライダーは、私を含め二人、それも千葉からの女性ライダーでソロツー
リングとは、最近の女性は強くなりましたね。

朝の6時前に起きだし、まだ、寝ている千葉のライダーを起こさないように静か
に、荷造りを済ませ、お世話になったお礼のメッセージを残し、RHを後にしまし
た。今日は強行スケジュール。500kmほどの行程を走ります。先ず最初に摩
周湖周辺(硫黄山・美幌峠)を目指しました。


摩周湖第3展望台からの眺めですが、朝が早かったせいかイマイチ発色が悪いようです。切り立った崖が垂直の壁ようです。

第3展望台から見た硫黄山と屈斜路湖です。
硫黄のにおいが立ちこめる硫黄山。温泉卵400円食べました
朝が早かったせいか人もまばらでした 「君の名は」で一躍有名になった美幌峠。峠では一番綺麗なところと・・
このワインディングロードを一気に駆け上ってきました 眼下に広がる屈斜路湖。大きすぎて全体像が入りません
峠の山頂に美空ひばりの碑が建っていました。近寄ると曲が流れていましたが、聞いたことのない「美幌峠」という曲でした。


美幌峠では本州ナンバーを付けたバイクが何台も駐車していました。
美幌峠をあとにして、網走へと向かいましたが、途中無料の高速道路
(準備中)を利用して、最短距離を狙いました。
目指すは網走監獄博物館!   
         
網走に向かう途中の女満別「メルヘンの丘」、最近よくこの写真を見る機会が多くなりました。国道のすぐそばにあります

さて、いよいよ楽しみにしていた網走監獄博物館につきました。
博物館の正面。ここで群馬からミニバイクで来ていた女性ライダーと一緒になり、館内を廻りました。
最初に見た囚人と家族の面会シーン。人形がリアルでした。 館内はいくつもに建物に分かれていて普通に廻ると
1時間20分かかります
酷寒の地で作業するく囚人の苦労は、大変なものであったかと・・・人形が本物に見えます。休泊所
本拠地から遠くで作業するときの仮の宿舎として建てられました。別名動くタコ部屋
漬物庫 監獄では自分たちで漬け物を漬け副食としていました。大きな樽が並んでいます。この中には人間も入れるほど大きいものです 
浴場:受刑者にとって、入浴は所内の生活の中で最も楽しみな時です。当時は6〜9月まで月5回、他の月は1回の入浴制限がありました。
当時一度の入浴時間は厳しく制限されていて、看守の号令の下、脱衣→入浴→着衣までなんと15分で完了でした。
懲罰執行中の看板が見えますが、囚人の顔が本当に
悲しそうな顔をしていました
ストーブから伸びた長い煙突が異様でした。こんな暖房で
寒かったろうと・・・一番の厳しさは寒さだったと・・・

同じ、入浴のシーンです
右の写真は独立独居房です
教かい堂:犯した罪を反省させ、更正への道をさとし監獄教かいの行われた講堂には祭壇が備えられ、受刑者達が心の拠り所としました。
ここで、大勢の受刑者達が社会に復帰することなく亡くなられ、まつられていました。




ここから、群馬の女性ライダーさんとは別れ、博物館を後にし、サロマの北勝水産のホタテバーガーを
食べようと一路サロマを目指しました。丁度能取湖のそばを通過したときに赤く染まるサンゴ草が見え
たので、急遽反転、能取湖のサンゴ草をカメラに収めました。

赤く色づいたサンゴ草です。
これからもっと赤くなるようです。

そして、これがホタテバーガーです。
ライダーの口コミで広がった人気の一品です。


最後は昼食代わりに立ち寄った北勝水産のホタテバーを食べ、約300km先の我が家を
目指しました。

こうして、急に思い立って敢行した「1泊2日の道東一人旅ー2」は、無事に終わりました。
2日間 約880km 天候に恵まれ、新たな出会いと感動を沢山もらいました。

あとわずかのシーズン、ラストランは どこになるのか・・・これを最後にはしたくないと・・・


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